top of page
shibata025

どんな台風でも運ばせますか?




■激甚化する気候

上の写真は平成30年7月豪雨(倉敷市)、令和元年東日本台風の際の長野市の様子です(国交省HPより)。

一昔前には「雨が降ろうが風が吹こうが、荷主に託されたモノは何が何でもお届けするのが使命だ」と豪語する物流事業者がいたことは確かです。無事に実現すればスゴイのも事実です。

しかし、激甚化している気象災害に対し、根性で運びきるなど本来ムリな話です。


荷主の方々、状況に応じて輸送中止をご検討下さい。着荷主の方々、「何が何でも届けろ」とは言わないでください。


■輸送中止の目安

国土交通省では、令和2年(2020年)2月、輸送の安全を確保するため、下記のとおり基準を定めています(https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001330342.pdf)。

異常気象時における措置の目安


この頃ではゲリラ豪雨も頻発しており、局地的に起こる急激な変化については、このような目安に頼れない場合もあると思います。安全を最優先に、ドライバーご自身が輸送を中断する判断も必要でしょう。状況説明のため、写真や動画を撮っておくとよいでしょう。


■輸送を強要する荷主には

安全な輸送を行えない状況であるにも関わらず、輸送を強要する荷主には、

物流事業者の方々は毅然としてお断りし、国土交通省に設置されている“目安箱”( https://www.mlit.go.jp/jidosha/yusou-jittai/index.html )やトラックGメンへの通報を行ってください。

悪質な荷主には、社会的に改善を求めていきましょう。ドライバーの安全第一を考える物流事業者が「あそこは台風が来るとすぐに届けられないと言うから」などと言われて、他の(安全を優先しない)事業者に切り替えられてしまうような事態がなくなるよう、活動していきましょう。

閲覧数:28回0件のコメント

Comments


bottom of page