フェリー航路の霧が晴れた?!
モーダルシフトが推奨されており、2024年問題もあって関心も高まっているといえますが、モーダルシフトの受け手である鉄道や船について、一般の荷主にとっては謎に包まれたような存在であり、輸送経路や輸送キャパはほぼ知られていません。 国土交通省において事業者に対してアンケート調査を行い、フェリー航路の積載率が公表されました。
積載率70%未満の航路も複数
下図は、国土交通省の調査結果をもとに作成したものです。2023年4月~6月のデータです(https://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji03_hh_000162.html)。 網掛けは積載率が70%未満のところで、新規輸送需要が取り込みやすいと思われる部分です。季節や曜日、メンテナンス等の状況により必ず空いているとは言えませんが、同様に70%を超えているルートについても場合によっては利用が可能な場合もあると言えます。
中・長距離フェリーのトラック輸送に係る積載率の状況
※資料:国交省HP(https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001624425.pdf)より作成
モーダルシフトのもう一つの受け手である鉄道輸送についても、ルートやルート別の受け入れ可能状況が発表されると、利用が広がるのではと期待しています。
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