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  • shibata025

2024年4月がやってきた

更新日:4月5日





いよいよ2024年問題の始まる4月となりました。

ドライバーの年間残業時間の上限規制だけでなく、日々の働ける時間も減るので、

2024年3月までと同様の働き方はできなくなります。


■荷主の方々へ:ご理解ください


荷主の方々には、運送事業者側から「この輸送は引き受けられません」とか

「この輸送は今までの金額では受けられません」といった申し入れ(拒否?)が

軒並み寄せられていることでしょう。


残業時間の上限規制には罰則がつくので、運送事業者側としても、

「時間が読めない仕事は極力引き受けない」ことにするしかない状況であり、

決して我儘などではないということをご理解ください。


■賃金単価を上げないとドライバーは辞めてしまうかも


心配されるのはドライバーの離職です。

働ける時間が減るということは、賃金単価を上げない限り、

ドライバー個人の収入は減ってしまいます。

収入度外視でドライバーという職業が好きというわけでなければ、

より稼げる同業他社、より稼げる別業界に転職していってしまうでしょう。


この状況で「より稼げる同業他社」といえば、

おそらくブラックという可能性も高いです。この動きは避けたいもの。


■行政の方々へ:“正直者”を守ってください


“正直者がばかをみる”事態にならないよう、

トラックGメン、労働Gメン、下請けGメン等の方々の活躍を期待しています。

法令を遵守して業務を行っている運送事業者や荷主が、

適正な利益を上げ、持続可能でいられるよう、

ブラックな企業には迅速な改善指導をお願いします。


運送事業者の方々は、自社での改善努力はもちろんですが、

せっかく体制があるのですから行政等の力も借りて、

経営環境をよくする工夫をぜひはかってください。


ちなみにトラックGメンの連絡先はこちらです。

国土交通省の組織で正式名称は「トラック荷主特別対策室」です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


東京では桜が咲いてきました。

自然の営みは人間界の事情と無関係に続いていきますが、

そこに希望も見出したい・・・。

皆様によい春が来ますように。

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